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メイプル

10月末に入居テナントに通知された水沢メイプルの閉店。その事態に対する市の対応方針の説明が今日の全員協議会でありました。

 

市が取得する場合のプランA、取得しない場合のプランBです。

 

一民間企業の救済に行政が手を出すわけではなく、あくまでの「市のランドマークである建物をどうするべきなのか」という観点から、取得維持の方向で考えているとのことでしたが、情報が少なすぎて判断できないという表情を他の議員さんたちも見せていました。

 

奥州市議会の誰よりもメイプルに行っている、使っている人間としては非常に悩ましいのですが、あの建物をそのまま維持するということには疑問があります。あくまでもフル稼働が前提とはいえ維持費に年間2億円がかかるということもありますが、私が一番心配しているのは東館と西館をつなぐ空中連絡通路です。

 

本体より後に建設されたとはいえ、既に老朽化による雨漏りが始まっており、維持修理するには相応の費用がかかります。

 

その連絡通路の存在が市が取得しても、しなくても、のしかかってきます。

 

これから集めなくてはいけない情報はたくさんありますが、私は「あの建物に価値がある」のではなく、「あの場所に価値がある」と考えていますので、現状維持は望みません。とはいえ、どちらを向いても地獄なのは間違いないと思っていますので、「よりダメージが少ない方法」というものを模索していきたいです。

 

1年前、メイプルのボイラーが故障した際の修理費用を市から補助することに動いた側の人間として、今回の事態には相応の責任が発生していることは認識しています。ご批判の声はその通りです。「よりダメージが少ない方法」を示せるように取り組んで参ります。