3月7日、教育厚生常任委員会が開催され、負託された「請願第6号私学教育を充実・発展させるための請願について」審査を行いました。
今回の請願は、奥州市内にある私立高校への補助金額を上げて欲しい。岩手県にも同様の意見書を提出して欲しい、というものでした。奥州市内では水沢第一高校が該当するのですが、令和元年には一人当たり4,800円の補助としていたものが、財政健全化における補助金の一括削減の流れを受けて現在は4,100円となっている事実はあります。
私は財政健全化を推進してきた側ですので、いくら子供たちのためとはいえ、特定の分野だけ削減をやめるということを議会だけで決めるべきではない、との考えから反対いたしました。今回の請願を採択することは、議会として市に対して政策提言並みに予算要求したことと同義であると思います。予算執行に際して優先度は必要ですが、それを議会だけで決めることではないと思います。議会として財政健全化、予算執行に対して議論したわけではなく、「請願に応えただけ」という認識の人もいるのかもしれませんが、そこは「慎重に議論すべき」というのが私の立ち位置です。