「危機的な状況です」雪山の変化を目撃している人たちの訴え。私たちが今、気候・エネルギー政策に向き合わなければいけない理由
今日は建設環境常任委員会として市の「GX(グリーントランスフォーメーション)の推進状況」をテーマに所管事務調査したところだったのですが、その後に目にしたニュースがこれでした。
ウィンタースポーツやアウトドアで活動する人たちが、当事者として気候変動に対する声を上げる。「雪がなくなったら全員負け」強烈なメッセージです。
私は過去に、降雪状況を根拠に奥州市が抱える公共スキー場の廃止を訴えた側です。結果として今は衣川にある国見平スキー場、1カ所が存続し指定管理されていますが、これも最終的には民間移譲を目指したものの、昨シーズンの雪不足による影響からとりあえずもう一度指定管理期間を伸ばして様子を見る、という事態になっています。議会の中で今すぐ存廃を求める動きがあるわけではありませんが、近い将来、その判断が問われる時が来ることだけは間違いありません。
「奥州市のいいところは何ですか?」と聞くと、返事の中の一つに必ず「自然の豊かさ」が挙げられます。雪が降る冬も大切な自然であり、冬の降雪不足は、春の農作業に影響を与えます。気候変動に対する取り組みは「国が考えること」といった他人事では決してありません。私たちが好きな奥州市を守っていくためにも必要なことであると、改めて考えさせられた記事でした。