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シティプロモーション研修

昨日は奥州市の広報アドバイザーも務めていただいている、パブリシンク株式会社代表取締役・合同会社LOCUSBRiDGE共同代表の林博司にシティプロモーション研修がありました。珍しいことに、市職員だけではなく希望する議員も、ということでせっかくの機会をいただきましたので私も参加して参りました。

 

シティプロモーションというとどうしても対外的な取り組みに目を向けがちですが、林さんによれば「今、現に住んでいる市民に、自分たちが暮らしている地域の良さを伝えることも重要である」ということです。

 

最近のシティプロモーションは、「移住・定住の前に交流人口、さらにその前に関係人口を増やす」というのがトレンドなのですが、「今住んでいる人たち、特にも若い世代に地域の良さを伝え、流出人口を減らしていく」という考えを持つべき、との言葉がとにかく印象に残りました。

 

小さい時、若い時に地元でいい思いや楽しい経験をしていないのに、「地元から出て行かないでくれ。そのうち帰ってきてくれ。」というのは確かに虫が良すぎる話だと、以前から私も思っていました。

 

振り返ってみれば、今から20年以上前に、10歳下の後輩から「この街って楽しいこと無いよね」と言われたのが、その後、仲間たちとNPOを立ち上げるきっかけになっています。「自分たちの暮らす地域は、自分たちの手で楽しくしていこう」そう思ってずっと活動してきました。それが間違いではなかったのだと、林先生は思わせてくれました。(結果を伴っているか、と言われれば、そこはまた簡単にはできていないことも事実ですが)

 

研修では他に、広報・シティプロモーションの成果指標としてmGAP(推奨意欲・参加意欲・感謝意欲)についてなども学びました。ちなみに、mGAPを高めるには同僚や部下と一緒に地元の飲食店に行くのが有効なんだそうです(ハラスメントや働き方改革とは別ですよ)。

 

mGAPについては以下をご参照ください。

“まちへの愛着”を測定し、市民と取り組む持続可能な地域づくり。

 

私のSNSでも、地元の飲食店やイベントの紹介を議員になる前からずっとやってきています。議員の投稿としては不適切なんじゃないか、という指摘もこの間に何度かありましたが、これからも絶対に続けていこう、という決意も新たにしました。(煽るつもりはないんですが、これが私の行き方なんです。お許しください。)

 

シティプロモーション戦略だけではなく、議会広報の在り方としても考えさせられる部分が非常に多かったので、残り1年の任期のなかで、できるだけ取り入れられるように務めてまいります。